【東洋美術学校×MUGENUP #3】基礎から解説! 失敗しないイラストポートフォリオの作り方とコツ12選

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東洋美術学校とMUGENUPの産学連携講義「仕様書から読み解くイラスト実践講義」の第3回目の様子をレポートします。イラストレーターが、就職活動やフリーとして営業活動をする際に必須の「ポートフォリオ」の作り方を基礎から解説します。見落としている点はないか、少しでも良くなる点はないかチェックしてみましょう!

ポートフォリオは見た目も大切!
今さら聞けないポートフォリオの形式

授業ではまず、皆さんが迷いがちなポートフォリオの形式について解説しました。
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(1) データポートフォリオのファイル名は半角英数文字にしよう!

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いきなりファイル名のはなし!? と思われるかもしれませんが、こちら本当によくある失敗例です。クリエイターの皆さんは、Macを利用されている方も多いと思います。しかし、人事採用担当者はWindowsを使っていることが多いのもまた事実。Mac→Windowsの間では、文字の互換性が未だ完全ではないため、圧縮ファイルを解凍するとファイル名に文字化けが起こり「?????」な状態になります。文字化けを防ぐために、ファイル名を半角英数文字に統一しましょう。

(2) 全ファイルをひとつのフォルダに入れて一気に圧縮しよう!

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データポートフォリオの場合、数十枚から百枚近い画像ファイルをまとめることになります。その時に注意したいのが圧縮方法です。必ず、ひとつのフォルダに画像ファイルをまとめて入れ、フォルダごと圧縮しましょう。圧縮形式はzipで問題ありません。そうしないと、ファイルを解凍した時に人事採用担当者のデスクトップに画像ファイルが百枚ばらまかれ……という悲劇が!

(3) 画像の保存形式はjpgかpngかpdfに。ファイルサイズは5MBを目安に!

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せっかく高解像度で描いたイラスト、きれいなデータで見てもらいたいという気持は良くわかります。が、何事もやり過ぎは禁物! まず保存形式はjpg、png、pdfのいずれかにしましょう。たまにpsdファイルやaiデータで提出いただくことがありますが、データが重い上に、PhotoshopやIllustratorがインストールされていない端末では開くことすらできません。またファイルサイズは5MBを目安に調整しましょう。5MBでも100ファイルあれば500MBです。あまりデータが大きいと、ダウンロード、転送、管理などが大変になってしまいます。

(4) 印刷ポートフォリオの場合、1ページに1作品をレイアウトが原則

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次は印刷ポートフォリオについて。レイアウトは「1ページに1作品」を基本にするのが良いです。1ページに複数の作品を並べると、各作品が小さくなってしまい詳細が見えにくくなってしまいます。もちろん、時にはこの原則を崩して、ユニークな魅せ方に挑戦したり、メリハリを付けたりするのも有りです! しかし、全てのページで「1ページ1作品」のレイアウトでも全く問題はありません。

(5) ポートフォリオのサイズはA4がオススメ

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印刷ポートフォリオで迷いがちなのが、ファイルの大きさの選択です。特に指定がなければA4を選択するのが無難です。皆さんの鞄にも入りやすく、人事採用担当の棚にも収まりが良いのは、多くの方が利用するA4サイズです。大型の作品(特にアナログ作品)がある場合や、敢えての小型(大型)に挑戦する事もOKですが、迷ったらA4サイズにしておくと良いでしょう。

(6) 紙質や印刷にこだわろう!

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印刷ポートフォリオの最後のクオリティは印刷や製本で決まります。印刷や紙質が良いだけで、同じ作品でもグッと良く見えますよね。できれば家庭用プリンターではなく、学校などにある業務用プリンターや、キンコーズ(Kinko’s)のような印刷サービスを利用するのが良いと思います。イラストやデザインの仕事にとって「見栄え」は命。少しでも自分の作品がよく見えるように、制作時のこだわりが伝わるように工夫してみましょう。

どの作品を載せよう?
作品の選び方とアピールのポイント

ここからは、ポートフォリオに載せる作品の選び方や関連情報の記載方法についてご説明します。
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(7) 作品情報はこの5点を書いておこう!

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作品の脇に記載する「作品情報」、何を書くか迷ってしまいますよね。企業によっては内容に指定がある場合もありますが、何も言及されていない場合は、以下の5点を書いておきましょう。
・作品タイトル
・使用ソフト
・作成時間(2時間×3日の場合は6時間と計算)
・制作時期
・何に使われることを想定して制作したか
特に大事なのが「作成時間」と「何に使われることを想定して制作したか」です。「作成時間」は、筆が早いかどうかを確認する基準になります。また、「何に使われることを想定して制作したか」は非常に重要で、同じイラストでも「ゲームイラストとしてはイマイチだけど、広告イラストとしては非常に良い」といったケースが有ります。ポートフォリオだけを提出する場合、その制作意図が少しでも伝わるように作品の用途を書いておくとよいでしょう。

(8) ラフを見せたいときは、完成作品と並べよう

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制作工程を見せたり、没になったアイデアを説明したりする際にラフをポートフォリオに載せるのは有効な方法です。ただし、必ず完成作品と並べるようにしましょう。ラフから判断できるアイデアやインスピレーションは「完成させる技量」があった上でのアピールポイントです。完成作品とセットで見せてこそ真価を発揮することを覚えておいて下さい。

(9) 二次創作の作品も就活ポートフォリオに載せてOK! ただし……!

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「二次創作作品(版権物)を、就職活動のポートフォリオに載せて良いですか?」というご質問をよく頂きます。答えは「面接などでの利用は私的利用の範疇なのでOK」となります。ただし、ポートフォリオの作品の近くに版権物であることを明記するようにしましょう。就職活動で、版権案件(IP案件)が多い会社を受ける場合には、「似せて描ける」力は大きなアピールになります。二次創作作品も適切に活用して、実力を見せていくようにしましょう。

(10) 仕事で描いたイラストを載せる時は必ずクライアント確認を!

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仕事で描いたイラストは「誰かがお金を払ってでも欲しいと思った絵」なので、就職活動においては非常に有力な武器になります。しかし同時に、権利が買い上げられている場合も多いので、ポートフォリオに載せる際には必ずクライアントの確認をとるようにしましょう。多くの会社では快くOKを出してもらえると思います。もちろんMUGENUPのお仕事で描いたイラストについても、クリエイターさんからポートフォリオ掲載可否を受け付けています。遠慮無くご連絡いただければ、すぐにクライアント確認をいたします。

(11) 作品もポートフォリオ自体も「完成度」が大事!

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クリエイターの採用では「仕事を完成させることが出来る人か」は重要なポイントです。それを判断する大事な材料が、作品自体の完成度であり、ポートフォリオそのものの完成度です。イラストやデザインの仕事は「他人に見てもらうもの」をつくる仕事です。その基礎にあるのが、丁寧に完成させようというマインドと、それを実現する技術です。人事採用担当者はそういう点をよく見ています。あなたの分身である作品とポートフォリオ、隅々まで魂を込めて仕上げましょう。

(12) 目指す会社に合わせてポートフォリオをカスタマイズしよう!

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最後は少し高度な話ですが、会社に合わせてポートフォリオをカスタマイズすることを考えて下さい。ゲーム会社でもデザイン会社でも、それぞれ得意とするジャンル・絵柄・仕事の方向性があるはずです。そこに対して「私は最適な人材です!」とアピールできるように工夫しましょう。目指す会社が何を求めているかわからない時は、素直に質問しましょう。学校の先生、OB/OGの社員さん、そして説明会に来た社員さんなどに「どんな能力や考え方の人を求めていますか?」と直球で聞いてみましょう。その答えに合わせて、自分の作品や良い所の魅せ方を編集すると、世界にひとつだけの良いポートフォリオが仕上がると思います。

すこし長い記事になりましたが、今回は以上です。東洋美術学校さんの講義では、さらに詳しいポイントをたんくさんお話しましたが、記事ではエッセンスのみ抜粋してお届けいたしました! 就職・転職活動の参考になれば幸いです。
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