【漫画家必見】イラストの勉強が漫画にも活かせる理由 (TDG講義レポート)

Pocket
LINEで送る

漫画とイラストは別物だけど共通点も多いです。

MUGENUPには、イラストレーターを中心にたくさんの登録クリエイターがいます。その中には「イラストレーター 兼 漫画家」と、二足のわらじを履いて活躍中の方が多数いらっしゃいます。 (社員にも、プライベートでは各種漫画を描いているらしい人がチラホラと。コミケ前は忙しそうです……! )

TDG1

「イラストと漫画、お仕事として捉えた時にどこがどう違うの?」というテーマで、東京デザイナー学院さんで講義をさせていただきましたので、今回はそのレポートをお届けしつつ、両者の違いと共通点を考えてみましょう。

東京デザイナー学院のマンガ科さんにお邪魔しました!

今回は、東京デザイナー学院さんのマンガ科に所属する学生さん向けにお話をさせていただきました。就職活動を考えるセッションの一部としてMUGENUPは登場し、クリエイティブマネジメント部長の井上と、アートディレクターの黒川が講義をしました。

TDG2

学生のみなさんは、まだ1年生なのですが真剣に話を聞いてくださったのが印象的でした。マンガ科に所属されているのでイラストに無関心だったらどうしよう・・・・・・と、ちょっとドキドキしながら講義をスタート。冒頭に「イラストレーターも目指している人いますか?」とアンケートをとってみると、2割ぐらいの人が手を上げてくれてひと安心です。

漫画とイラストには共通点がたくさん!

講義では「漫画とイラストの違い」と思われている点を挙げながら、最近のお仕事の現場はどうなっているのかを中心にお話しました。

デジタル vs. アナログ

TDG3
まず、クリエイターにとっての大きな違いは制作方法でしょう。ゲームイラストでは大半のクリエイターがデジタル制作を行っているのに対して、漫画の制作現場ではペンと紙が活躍していることが多いかと思います。でも、最近では大型誌で連載を持っている漫画家の先生の中にもデジタルを併用している方が増えていますよ、ということをお話しました。

カラー vs. モノクロ

TDG4
また、漫画はモノクロ中心・・・・・・ではあるのですが、当然、表紙絵や巻頭などカラーページは存在します。また、最近流行りの電子マンガでは印刷の制約がないため、カラーページが増えていくのではないでしょうか。カラー技術を身につけることで、漫画でも表現とお仕事の幅を広げられます。

一枚入魂 vs. 流れやストーリー重視

TDG5
そして、イラストと漫画の最大の違いが「イラストは一枚絵に何十時間もかけて制作する」のに対して「漫画では各コマの完成度以上に流れやストーリーが大事」という点だと思います。

TDG6
この点に関して、アートディレクターの黒川から「漫画家のようにストーリーや流れを想像する力はイラストを描く上でとても大事」という話をしました。イキイキとした動きのあるイラストを描くためには細やかな設定を考えることが必要です。

例えば、「とある戦国武将が長い戦いを乗り越えて敵の城に踏み込み、扉を蹴破った瞬間! 」というようにシチュエーションをリアルに想定することで、自然と大きな動きが見えてくる上に、長い戦いの後だから服は少し破れている方がリアル、といったディテールにも魂がこもるようになります。

これからイラストレーターを目指す方は、ぜひデジタルの勉強を!

「漫画家がイラストレーターになる」よりも「イラストレーターが漫画家になる」方が、ハードルが高いという説があります。漫画家になるためには絵が描ける能力に加えて、面白いストーリーを作りこむ能力が必要だからというのが理由なのだそうです。

この説の真偽はともかく、漫画を描いている方が、イラストもお仕事にすることを狙うのは良い選択肢だと思います。その際に、まず何からはじめようと考えたときに是非オススメしたいのが「デジタル制作」の技術を身につけることです。

TDG7

イラスト業界がデジタル制作中心だからという点に加えて、デジタルには漫画でも生かせるメリットがたくさんあります。「制作スピードUP」「描いては消しがし易いので納得行くまで挑戦できる」「アシスタントや編集者と原稿の共有が楽」などなど、デジタル制作技術を上手く使いこなせば効率もクオリティもぐっと向上すると思います。

ペンタブレットやソフトもずいぶん手頃な価格で手に入るようになっています。もし食わず嫌いでデジタルに手を付けていない漫画家さんや学生さんがいらっしゃったら、ぜひ挑戦してみるのはいかがでしょうか?

Pocket
LINEで送る